信仰の土台…キリストの復活
- 2018/07/23
- 05:40
コリント第一15:1~、15:12~14、 2018年7月22日 15:1 兄弟たちよ。わたしが以前あなたがたに伝えた福音、あなたがたが受けいれ、それによって立ってきたあの福音を、思い起してもらいたい。
15:2 もしあなたがたが、いたずらに信じないで、わたしの宣べ伝えたとおりの言葉を固く守っておれば、この福音によって救われるのである。
15:3 わたしが最も大事なこととしてあなたがたに伝えたのは、わたし自身も受けたことであった。すなわちキリストが、聖書に書いてあるとおり、わたしたちの罪のために死んだこと、
15:4 そして葬られたこと、聖書に書いてあるとおり、三日目によみがえったこと、
15:5 ケパに現れ、次に、十二人に現れたことである。
15:6 そののち、五百人以上の兄弟たちに、同時に現れた。その中にはすでに眠った者たちもいるが、大多数はいまなお生存している。
15:7 そののち、ヤコブに現れ、次に、すべての使徒たちに現れ、
15:8 そして最後に、いわば、月足らずに生れたようなわたしにも、現れたのである。
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15:12 さて、キリストは死人の中からよみがえったのだと宣べ伝えられているのに、あなたがたの中のある者が、死人の復活などはないと言っているのは、どうしたことか。
15:13 もし死人の復活がないならば、キリストもよみがえらなかったであろう。
15:14 もしキリストがよみがえらなかったとしたら、わたしたちの宣教はむなしく、あなたがたの信仰もまたむなしい。
今朝は、キリストの復活は、永遠の命をもって甦った初穂であり、それゆえクリスチャンは、最後の審判の時に、自分も甦ると信じる事が出来、またイエス様を、今も生きておられる救い主と信じ祈れる事をお話します。
今年は異常に早い梅雨明けでした。サーファーには、「自分達の季節が早く来た」と思うグッドニュースかなと思っていましたら途端に暑くなり、夏前の木の伐採や、ペンキ塗りや、教会の壁の苔取り等が貯まっていたので、連日汗だくの作業をしました。そこで、「かき氷」で大喜利を一つ…「かき氷とかけて悪徳金融と解く、その心は、○○です」

さて、本論に入ります…そんな時、雨が来ると言うので、グッドニュースと思いきや、ご存知の通り、西日本豪雨で多くの犠牲者が出て、バッドニュースになってしまいました。被災者やご遺族の為に祈り続けましょう。
コリント第一15章1~2節の間に、”福音”という言葉が3回繰り返されています。福音(良き知らせ)は英語で言うとグッドニュースです。神が、「キリストを十字架に架け、3日目に死を打ち破って復活させられて、救いの道を開いてくださった」というニュースは、決してバッドに変わらないグッドニュースなのです。
先日、オウムの死刑囚の死刑が執行されました…そのニュースを聞きながら、「ああ彼らは、永遠の滅びに行ってしまった」と思い重い気持ちになりました。聖書は、「義人はいない。一人もいない」と言います。ですから、「自分も救われていなかったら、そこに行ったのだ」とも思いました。
そこで、”イエス・キリストの十字架で救われるという事について3つ述べます。
①、神との断絶が回復し神の子とされる。
②、キリストと共に、キリストの愛によって生きる事が出来るようになる。
③、新しく生まれ変わり永遠の命が与えられる…そんな究極の恵み”なので、パウロはコリント教会にこう言いました。
「あなた方に以前伝えた福音。あなた方が受け入れ立って来た福音…これは私自身が受け、あなた方に最も大事な事として伝えてきたものである」と言ったのでした。
次に、救いの福音は机上の空論でなく、復活によって保証されたという事をお話します…4節でパウロは、「復活されたキリストは、ペテロに現れ、次に弟子達に現れ、次に500人の兄弟達、その後、全ての聖徒、そして私(パウロ)に迄現れて下さった」と言いました。

イエス様は死んで4日経ったラザロを甦らせましたが、後に彼は寿命を全うして死にました…しかしキリストは、永遠の命の初穂として甦られたのです。後に救われる者に、永遠の命が与えられる保証としてでした。
次に、”主の復活の恵みは、クリスチャン生活の土台でもある”事をお話します…13~14節「もし死人の復活が無いならば、キリストも甦らなかったであろう。もしキリストが甦らなかったとしたら、私達の宣教は虚しく、あなた方の信仰もまた虚しい」。17節、「もしキリストが復活しなかったらば虚しい」…ここに、虚しいと3回も出てきます…復活が無ければ、私達の罪が本当に赦されたという証拠が無くなり、救いも洗礼も信仰も立ち所を失ってしまうからです…信仰が虚しくなるのです。
当然、宣教の力は衰えます。殉教などあり得なくなってしまいます…全てが、今、復活の主が共にいて下さる証だからです。パウロ自身、ユダヤ教徒のエリートでしたが、それを投げ捨てて、クリスチャンになり宣教に命をかけたのです…主の復活が無かったなら、彼自身、最も愚か者になります。パウロの救いの証も作り話になります。皆さんには、聖霊と共に歩み神の御業を見続けたパウロがそう見えるでしょうか?
仏教には仏舎利殿というお釈迦様の骨のかけらを納めた塔があります…お釈迦様の遺骨が信仰の対象として、どうしても必要だからです。
一方、イエス・キリストの骨は地上にはありません。復活されたからです。そして、その事が私達の信仰の土台であり希望なのです…村上宣道牧師が聖地に旅行された時、キリストの墓地に入って行くと、そこは四畳半ぐらいの岩をくり抜いた所で、そこに『He is not here for He is risen(彼はここにはいない。彼は甦られた)』と書いてあったそうです。村上師は、そこを見回し、「ああ、イエス様が此処に横たえられたんだなあ」と思っていた所に、一人の米国の婦人が入って来られ、同じ様に見回していたので、村上先生はふざけて『He is risen』と言った所、その人は、『Of course not、He is risen(当たり前ですよ、甦られたのですから)』と答えられたので、二人はハイタッチして、『私達の主は甦った。本当に素晴らしい』と言われたそうです。その時、村上師の心は感謝で満たされたそうです…何故なら、主の復活は、私達の救いの証拠であり、今も、主が私達を救い、助け、導き、永遠の命を与えてくださる証だからです…正に、究極のグッドニュースなのです。

最期に、私達は、主の力で、復活の命の大きな力で生かされている証をご紹介します…1970年代、アフリカのウガンダと言う国に、イディアミンという独裁者がいました。彼は30万人を虐殺した、最大の猟奇殺人者と言われる独裁者です。エピソードを読むだけで吐き気がします。人々は「もし神がおられるなら、何故こんな事があるか?」と呻いていました。
その頃、荒廃したウガンダに、エイズが蔓延していました…当時、エイズには特効薬がなかったので、それは余命宣告でした。当時のWHOの記録によると1997年までにウガンダの人口の3分の1がエイズで死ぬと言われていました。近年、やっとエイズ患者の寿命を延ばせる薬が開発されましたが、当時は、国中、絶望の中にいたのです。
ある時、ウガンダの7人しかいない小さな教会で、祈りが始まりました…毎週、礼拝でメッセージを聴いた後、身体の弱い人は日陰で、強い人は炎天下の中、祈り続けたそうです。「神様、私達を哀れんでください。我が国を変えてください。エイズに罹った人々を癒してください」と…この時、神が臨まれました。イディアミンは亡命して亡くなり、エイズの患者の癒しも始まったのです。それは医師には信じられない奇跡でした。

皆がハレルヤと神を讃美しつつ、祈って伝道すると、7人しかいなかった教会が、2万人迄膨れあがったのでした。
1999年12月31日、国民がスタジアムに集まり、主に賛美を献げる集会が持たれ、すると、そこに新しい大統領夫妻も来られ、「この国を神様に捧げます」と宣言したのです。
このエイズや、虐殺を乗り越える奇跡は、”復活され、今も生きておられるイエス・キリストの力で起きた”のです…このリバイバルの記録映画の最期には、「主が招待された。主が、その国に訪れたのでエイズが消えて、病と貧しさが離れていき、教会にリバイバルが起きた」とあるそうです。最期に、ウガンダと日本のクリスチャンの違いについてお話して終わりたいと思います。先ずメッセージは日本と変わりません。
違うのはメッセージに対する応答です…追い詰められた彼らは、真剣に、御言を神の言と信じ、神のお約束と信じて、ひたすら祈り続けた事です。そこに、神が主の復活の命の力をもって臨まれたのでした。今、私達も、この力に生かされているのです。この復活の主と共に歩み、主の御言を体験出来るように、皆さん御自身とご家族の祝福の為、岬教会の祝福の為、地域の為、日本のリバイバルの為に、復活の主に期待して祈って参りましょう。

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